婚活中のアナタならもう試したはず・・!
婚活で強い女性、自立したできる女性像を振りかざすとモテなかった
婚活していて気になったのが、自分の価値観は男性にどこまで受け入れられるのだろうということでした。私の通っていた学校はかなりジェンダーフリー、女性の解放を声高に唱えていた校風でしたので、その価値観に染まっていたフシがありました。祖母とそういうことについて話すと、○○は男の方が良かったのにだとか、そんな強気なこと言ってると男に逃げられるよとか言われたのを覚えています。私はいつまでもそんな価値観にしがみついている祖母を、時代錯誤だと思っていました。
ところが、やはり年長者の言うことは聞くべきなのか婚活ではそうした私の様子はウケが悪かったです。見た目も性格も、単純に可愛くないんでしょうね。見た目はファッションにこだわらない冴えない男みたいな感じでしたし、性格についてもそうです。「私は強い女性、自立したできる女性なんだ」女だからってバカにするんじゃねえ、ということを直接口では言いませんでしたが、言動の節々にはにじみ出ていてたと思います。そして出会った男性の多くに避けられ、流石にこれはマズイと思いました。
思えば私が受けてきた教育は、当時はまだ異端だったのかもしれません。女性が自立しようと思ってもそれを活かせる土台がなかったし、受け入れてくれる価値観の男性もごく少ない状態でした。このまま我を張って損をし続けるのはバカだ、と思った私は大幅な価値観の改革を行うことにしました。古き良き時代の女性像を目指したら何かしら状況が変化するかもしれないと思ったのです。私の周りには幸い、母や祖母という良い手本がいました。
価値観を変えて男っぽいから女らしいスタイルへ
母や祖母は男性の数歩後ろを歩くタイプですし、内助の功という言葉を体現するような結婚生活を送っていました。今は数十年前とは価値観などが大幅に違うとは言いますが、恋愛に関する本能的なことは時代と共に移り変わったりはしないでしょう。やはり男性は頼られると嬉しいし、持ち上げられると気分がいい。そしていじらしい人は守りたくなる、そんな性格を根底にはまだ持っていると私は思いました。
それからはファッションもガラッと女らしいスタイルに変えたし、言動も上品に見えるようなものを必死で努力して身につけました。また、男性に対して強気になることも止めました。
当時学生だった私は社会人の人相手に婚活していましたので、とてもそんな相手と平等だなんて思えなかったのです。相手は私よりも人生経験が豊富だし、金銭能力もあるし、知識だってある……そう思うと、わざわざ対等の立場に立って頑張らなくたっていいだろうと思うようになったのです。
それよりも、相手をどんどん立ててやる気を鼓舞して頑張ってもらう方がずっと理に適っていると思いました。男性と話していて何かあったら即褒めましたし、頼れることはどんどん頼りました。勿論、頼った後は丁寧にお礼も欠かしません。そんな風に自分を改革したところ、以前よりも男性の食いつきが圧倒的に良くなりました。私は、婚活を始めてから2年目に無事に結婚できました。
夫は亭主関白まではいきませんが、家の中心になるような冷静で理知的な人物で、私はそれを支える形で暮らしています。学校の教えが求めた女性像とは正反対の古典的な暮らしをしているわけですが、男性の異性に対する意識があまり変わっていないのに、女性側だけどんどん反骨精神を強めていくのは婚活する上では障害になるなと思いました。